About |
大分県出身。4歳の頃から和太鼓に魅了され、その後ドラムに転向。セロニアス・モンクのアルバム「モンクス・ドリーム」を聴いてジャズに傾倒し、早稲田大学在学中よりプロとしてのキャリアをスタート。 1998年にNYに渡り、志を同じくするミュージシャンたちとの出逢いに恵まれ、リロイ・ウィリアムズ、ジミー・ウォームワース等にドラムを師事、またジミー・ラブレイス、カリル・マディからも強い影響を受ける。 SmallsやFatCatなどNYのグリニッジビレッジのジャズクラブでの演奏をメインに、Smallsでは自己のトリオ、カルテットを率いて2015年から2018年まで毎週定期的に演奏を行う。 2018年2月には、コロンビア大学によって運営される歴史あるジャズラジオステーション、WKCRのMusician's Showにフィーチャーされる。 2018年4月には自己のクインテットを率いてブルーノートニューヨークで演奏。また過去に国際連合本部ビルやアメリカ自然史博物館、ビターエンドにても演奏。 2018年10月には渡米20周年を記念して凱旋帰国ツアーを東京、大阪、名古屋、大分の4ヵ所で実施。2019年の帰国ツアーではおおいた夢色音楽祭にも出演。 ギル・コギンズ、チャールズ・デイビス、ビル・イーズリー、ウォーレン・べシェ、ジョン・モスカ、ゼイド・ナッサー、ドゥエイン・クレモンズ、ジョー・マグナレリ、グラント・スチュワート、クリス・バイアーズ、タード・ハマー、マイケル・カナン、サシャ・ペリー、ジョー・コーン、クリス・フローリー、ハッサン・シャコー(JJウィギンズ)、リー・ハドソン、タイラー・ミッチェル、アーリー・ローランド、ニール・マイナー、デイビッド・ウォング、マリオン・カウイングズ、マーナ・レイク、ルス・ブリスベン等と共演。 2014年秋に、デビューアルバム「コンセプション」をNYの新興ジャズレーベル、ガットストリングレコードからリリースし、ジャズ批評家に絶賛される。 “村上あいの演奏は、すがすがしくそれでいて選び抜かれたもので、その音は、常に正しい場所に存在し、力を与えている。彼女こそがこのアルバム、「コンセプション」を信じられないほどスイングさせているのだ。” “彼女の(演奏の)解釈は、ビバップについて2つのことを再確認させる。ビバップの複雑なエネルギーは、喜びを伝え合うという範囲において大変ユニークであるということ、そして、ビバップという形式が、個人の表現に対して無尽蔵に開かれているということである。” トーマス・コンラッド / Stereophile Magazine “彼女が演奏した2つの長いソロは、アクセント、ロール、リムショットなど、どれをとってもメロディックで味わいがあり、1つのモチーフが自然と次のフレーズに組み込まれていくその構成も深い。このセッションにおいて彼女は、一貫してカルテットのためにスイングのタペストリーを創造し、バンドの快適のために演奏している。” マイケル・スタインマン / Jazz Lives 現在はNYCで精力的に演奏活動を行うと共に、Smalls ジャズクラブやFat Cat Jazzの創始者であるミッチェル・ボーデンと理恵・山口・ボーデンがパンデミックの影響を受けて、NYのジャズコミュニティと街を活性化させるために創設したゴッサム・ヤードバード・サンクチュアリーというNPOのコアメンバーとしても演奏を行い、地域や子供たちのためにも幅広く活動中。またゴッサム・ヤードバード・サンクチュアリーのヘッドクォーターであるOrnithology ジャズクラブでも自己のトリオやカルテットを率いて定期的に演奏を行なっている。 |