Jazz Drummer 村上あい
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playing jazz in new york

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アルバム「コンセプション」


Gut String Records と ITI Music よりリリース



                     Zaid Nasser : alto sax
                     Tardo Hammer: piano
                     Hassan Shakur : bass
                     Ai Murakami : drums


  1. On a Misty Night (Tadd Dameron)
  2. Conception (George Shearing)
  3. Sweet Lorraine (Cliff Burwell)
  4. Old Devil Moon (Burton Lane)
  5. When Johnny Comes Marching Home (Patrick Gilmore)
  6. Saucer Eyes (Randy Weston)
  7. We’ll Be Together Again (Carl T. Fischer)
  8. Ray’s Idea (Ray Brown /Walter Gilbert Fuller)

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アルバム「コンセプション」ライナーノート

ジャズの原材料である音楽は、本質的にジャズらしいものであるわけではない。ジャズをつぶさに解説するテキストでは、ジャズはしばしば「飾り物」として描写され、ネックレスに宝石をつけるようにそれらの飾り物を並べることがジャズであると書きたてている。

しかし、このレコーディングには、そのようなものはまったく見あたらない。村上あいの「コンセプション」は、それとはまったく違う。ここにいるミュージシャンは、真珠を並べるみたいに音符を選んだりはしないし、すでに存在している飾り物をパズルのピースのようにくっつけたりはしない。

むしろ、彼らは、具体的な状況に置かれたリアルな人間だ。その音は直接的で、演奏をしている瞬間の希望や、望み、疑問やためらいの率直な表現である。そこには、このプロセスしかなく、この音楽しかないのだ。

このプロセスに必須の本質は、村上あいのバンドのメンバー全員に完全に内包されている。どのメンバーも自由に音を変化させ、広げたりふくらませたりしながらも、必要なときには、一瞬にして元の場所に戻ってくる。そのことが、音楽のフォームと共に、この音楽の大事な特性を、無傷なものにしているのだ。

村上あいのコンセプション(考え)は、音を集中させるということだ。音符やフレーズは、関連性という力を伴った重みをもって挿入されている。それが提示されれば、その意味は探求と探索により追求され、そしてついに、その果てにのみ、「これだ!」という素晴らしい発見の瞬間がやってくる。そうして、一見でたらめな逸脱に見えていたものが、夢想がその目的地に向かって漂流するように、突如として一転の曇りもない明瞭なものになる。


スモールズジャズクラブ創始者、ミッチェル・ボーデン



録音:Zeb’s ニューヨーク 2014年5月19日

レコーディングエンジニア:Saul Rubin

ミキシング・マスタリングエンジニア:内藤克彦

デザイナー:Zoe Matthiessen

写真:市川明日香

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